バルコニーに金属製の手すりがある場合には、そのコンクリートとの取りつけ部分をチェックする必要がある。この部分は、取りつけ部の内部で鋼材腐食がおこりやすく、分譲開始後六ヵ月で内部の鋼材が腐食して、さびが発生することもけっしてめずらしくはない。二年目アフターサービス点検の際には、雨が降った翌日に、屋上に上がって屋根防水の状況を調べる必要がある。排水不良が確認された場合には、早急に手直しをしないと雨漏りをおこす。また、屋根防水が露出アスファルト防水方式で施工されている場合には、防水層が局部的にふくらんだ結果、排水不良をおこしているケースや、樹木から飛来した種が防水層内部に食いこんで根づくことがある。いずれも雨漏りの原因になるので、注意する必要がある。管理組合は、専有部分の欠陥をアンケート調査などの方式で把握することを怠ってはならない。ある特定の住居で発見された欠陥は、建物自体の欠陥の氷山の一角である可能性が高いからである。この結果を、たとえば「Aマンションの共用部分における欠陥に関する調査報告書」としてとりまとめ、アフターサービス期限内に分譲会社に送付して補修を要求する。
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