小さな空間に、ダイナミックな体験が生まれている

2011.11.12

室内はほとんどがナラフローリングの床と、白く塗装された合板の天井で仕上げられている。各部屋を仕切る壁は、12mm厚の構造用合板に45mm角の木材を取り付けたもの。それぞれの壁の片面は白く塗装され、もう片面はワックス仕上げだけを施したものだ。白い壁や木の壁が立っているように見えたのは、ある方向から見るとそれぞれの壁の片面だけが見えていたからだということがわかる。三方を白く塗装された面で囲まれた部屋もあれば、三方をワックス仕上げをした合板で囲まれた部屋もある。

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ギャラリーのような白い抽象的な壁と、素材が剥き出しとなった壁が、薄い合板1枚で背中合わせになっているわけだ。小さな家ではあるが、一歩進むごとに視界に入ってくる壁の見え方は大きく変化する。これは、白い壁の割合と木の壁の割合が刻一刻と変化していくことで、その変化が強調されるためだ。このことによって小さな空間に、ダイナミックな体験が生まれている。




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