地価はわが国にとって、決して二束三文にしてはならない

2011.10.07

日本においては「土地神話」は決して終わっていないということである。よく土地神話は終わった、というフレーズがある。このフレーズを、前回のバブルが文字通りに叩き潰されて以来、何度聞かされたことだろうか。土地は、右肩上がりに価格を上昇させていくものではない。バブル景気がはじけ、激しくマイナスに落ち込み、以後もずるずると低迷を続けた地価に対して、このフレーズはまさに不動の真理であった。だが地価はわが国にとって、決して二束三文にしてはならない、特別なものなのだ。現に、2005年以降、再び地価は上昇し始め、ミニバブルと呼ばれる現象が起きているし、国際的に見ても日本の地価は高止まりしたままだ。日本は土地を担保とすることにより驚異の経済成長を実現してきたという側面がある。その結果、地価は下落したとは言え、現在でも世界に類を見ないほどの高い地価水準のままである。

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