住宅ローンの借入申込書の記入が面倒だとお客様が感じる理由の一つは、その中に出てくる言葉の意味が分からない、という点です。言葉の意味が分からないということは、しくみが分かっていないからでもあります。しくみが分からないまま借入れをするのは、借り手にとって危険であるばかりでなく、貸し手にとっても望ましいことではありません。借入申込書の記人を嫌う理由に言葉の分かりにくさが関係しているようであれば、その分かりにくさを解消するための説明が求められます。
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また、借入申込書の記人の億劫さを和らげるためには、記入例を用意することが一番です。公庫融資や一部の金融機関ではこの記入例が用意されていますが、公庫のものはどんな場合にも共通するように作られているため、内容が大まかになっており、必ずしも十分とはいえません。また、多くの場合、貸し手である金融機関が何気なく使っている言葉が借り手に通用しない、という点への配慮が十分ではないように感じます。特に、インターネットのホームページなどの説明を見ると、そう感じさせる例が少なくありません。なお、借入申込書は、融資制度の内容を理解していることを前提にして欄が設けられています。したがって、借入申込書のどの欄も融資案内に連動しているはずです。その点を考えて、借入申込書の記入サンプルを作るときに、「この欄の言葉は融資案内の何ページをご覧ください」と記入するだけでも、ずいぶん分かりやすくなるはずです。この点では、公庫融資などにも改善の余地があるように思われます。住宅ローン全体の課題の一つかもしれません。