CMBSは、最も複雑な「仕組み金融」の範疇に入るもので、かなりの金融テクノロジーが要求されます。金融技術の進歩が見られない日本では、この点がネックになってCMBSに対する理解が遅れているようです。さて、アメリカの不動産投資形態をエクイティ投資とデッド投資の2つに分けて説明してみましたが、いずれの商品も日本には類似する形態さえないのが実情です。アメリカは、エクイティに関しては30年以上かけてその流通性を向上させ、デッドについては20数年かけて特異なローンが混在する商業モーゲージの証券化市場を整備してきました。
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日本はいまから白紙の状態でスタートするしかありません。しかし、アメリカがこれだけの歳月をかけてつくり上げてきたマーケットを、日本が一朝一タにマスターできるものではありません。相当の年月と努力が必要なことだけは確かです。